家づくりの裏側!Y邸リノベーション

木のマンションリノベーションY邸竣工

2014.2.28

「引き渡しの日が大変だったんです、

 僕の最寄駅が電車で止まってしまって・・・」

 

そう話したのは鯰組の監督、工藤順一。

豪雪が東京を襲った2月のある日

工藤が担当していた、Y邸の引渡しが行われました。

今回はY邸の建築工事を通じて

監督という仕事について工藤にインタビューをしてみました。

(インタビュアー・広報/大石真理子)

 

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監督:工藤 順一

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ワシントン州立大学建築学科卒業後

アトリエ系設計事務所・リフォーム会社を経て鯰組に入社

“設計から施工まで”一貫して住宅づくりに携わることができる、鯰組らしい監督。

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リノベーションを鯰組で。

   決め手となった柱の面取り

 

自邸をリノベーションするにあたって

数社検討されていたY様。

色々とご検討される中で最終的に鯰組に決めてくださいました。

その決め手を伺ったところ

ドキっとするような答えが帰ってきました。

「岸本さんの自邸の柱を見て

面がとってあったり、細やかな仕事っぷりが見えました。

御社であれば良い家を作ってくれるのではと感じたのでお願いしたい。」

決め手となるのはそういう些細なことなのだと。

住宅を作るということは一生に一度のこと。

そこに応える仕事でなければいけません。

そんなY邸の監督に任命されたのが、工藤でした。

 

マンションリノベーションならではの気配り

 

-マンションなどの集合住宅には

集合住宅ならではの気配りが数多く存在すると思いますが

特にどのあたりに気を使いましたか?

 

工藤:そうですね、やはり周辺住民や管理組合とのやり取りには

監督として一番注意しました。お客様はそこに住み続けるわけですから。

マンションは実は解体工事が大変って知ってました?

 

-そうなんですか!戸建て住宅とどう違うんですか?

 

工藤:居住空間から道路までの道のりが長いのです。

解体工事となると大きなゴミなどが出るのですが

それらを1階に下ろすのが大変でした。

僕もできる限り現場に出て、一緒に解体したりしていました。

ゴミを運ぶ作業は特に気を使うので僕が主体となって動きました。

大きなものはエレベーターに収まりきらないので

一緒に階段で運ぶのですが

その途中途中でゴミが落ちたり汚れてはいけないので

渡り廊下・階段・エレベータ・マンションアプローチ・・・

ゴミを運ぶすべての箇所を徹底的に養生しました。

 

-大変ですね!確かに戸建ての解体ではそこまでしませんね。

 

工藤:大変でした。

でも汚したりして後で苦情になったほうがもっと大変ですからね。

そういう細かいところから、挨拶をしっかりするなど基本的なところまで

徹底することが大切だと考えています。

CIMG1680写真は解体後の様子

リノベーションならでは問題点と

   工事中のコミュニケーションについて

 

-工事中に起こったリノベーションならではの問題点って何かありますか?

 

工藤:そうですねぇ、やはりリノベーションの一番の怖いところは

解体してみないと中で何が起こっているのかわからないということですね。

今回の場合、トイレの位置を180度回転させなければならなくなって・・・

 

-トイレを180度?!なんでまた!!

 

工藤:マンションには共有部分の配管があるんですが

そこは動かせないんですね。Y邸の場合その配管の位置が近くて

こちらの配管を曲げるスペースがとれなかったんです。

 

-それって「設計と違う!」とすぐクレームになるんじゃないですか?

 

工藤:と思いがちなんですが、そこは事前の説明と

工事中のコミュニケーションが大切だと思います。

Y様はたまに現場をのぞいて差し入れをくださったり

現場が始まってからも顔を合わせることがありましたし

また説明するとわかってくださる方なので話が早かったです。

「じゃあこうしましょう」

と考え方もとても柔軟で・・・正直助かりました。

 

-現場を一番理解している監督が説明する。

というのが良いのかもしれませんね。

いちいち「確認してきます!!」とならないから話が早い。

 

工藤:さすが、さりげなく鯰組の体制を褒めますね。

 

-広報なもので・・・恐縮です!

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監督として気をつけていること

 

-最後に、監督として気をつけていることがあれば教えてもらえませんか?

 

工藤:そうですねぇ、

やはり、なんでも自分で確認する。ということでしょうか。

僕は自分が把握していないと気がすまないタイプなので

なんでも自分で確認しちゃう。

確認だけは人任せにしない。

とても時間がかかることなんですけど。

 

-でもそれがスムーズな進行につながっているのでは?

 

工藤:監督という仕事で大切なのは

現場とお客様とのギャップをなくす。

ということだと思います。

現場の職人は現場の思いがあって動いていますし

お客様はお客様の思いがあります。

その間に入った監督がそれぞれの状況をしっかり確認し

ズレがないかを常に意識する。

そういうことが結果として、

クオリティの高い家づくりになると、

信じています。

 

-なるほど・・・最後にY邸の仕事はどうでしたか?

 

工藤:いや、本当に良い家が出来たと思います!

家づくりって最後はお客様に手渡してしまうんですけど

1年先、数年先もどんな風に年をとっていくか見たいなぁと思います。

 

-木の家は年のとりかたが美しいですからね。

工藤さん、仕事中に長々とありがとうございました。

この状態でインタビューしていました↓

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        Y邸写真館

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廊下が暗く、全体的に光をうまく取り込めていない印象の間取りを

日本の伝統的な建物のように、

外廊下のように窓際に廊下を持ってくることで

光を部屋の中に最大限に取り入れました。

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玄関を入るとクローゼットに続く扉があります。

仕事のご都合でたくさんある洋服と靴をしまうことができる大容量クローゼットです。

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お客様がいらっしゃったときはお客様用の玄関から入ります。

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格子戸から光が入ります

お客様のご要望にあわせ

間取りを細かく分けることがなく広々とした自由な空間としました。

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キッチンも素敵です。

タイルの床はお客様に人気です。

掃除が楽で足元が気持ち良いんです。

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洗面所にも木を使用。

家づくりに関わる仕事をしていると

ホントに自分の家が欲しくなりますね!!

ここまで読んでいただきどうもありがとうございました。

 

鯰組/大石