今月の床の間

5月の床の間

2013.5.28

炉をしまい、

風炉の季節になりました。

炉とは、部屋の中央に切り出してある

火 を燃やしたり、 香 などをたいたりする場所。

見た目は「掘りごたつのような…」というとイメージがつきますでしょうか。

炉が部屋全体をあたためるのに対し、

風炉は効率よくお湯を沸かし、熱を部屋に溜めません。

まさにこれからの季節向き。

 

さて今月の床の間を拝見。

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江山萬古清

(川と山はずっと昔から清くそこにある)

花は

上から「下野(しもつけ)」「小アジサイ」「都わすれ」です。

花の奥に清い山河の風景が見えるようです。

 

本日のお干菓子。

「松風」というこちらもさわやかな風を感じる一品。

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主菓子の写真を撮影するのを忘れました。

すみません。。。

 

今日は初めて稽古をする者もおり

「袱紗(ふくさ)」のたたみ方から宗匠に指示を仰いでいます。

「袱紗さばき」は茶道の基本。

ここで躓いてはいられません。

がんばれ がんばれ

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ちなみに

袱紗捌きやお点前にも性格が出るので不思議です。

どれだけ一生懸命真似しても

個性が出てしまう…

なんて前向きにとらえましたが、きっと練習不足なのでしょう。

これから これから

大工の先輩たちを見習って

皆稽古に励んでいます。

 

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鯰組では月に一回
社員を集め遠州流茶道のお稽古をしています。
茶室を作る大工は、茶道の心得がなくてはいけません。
忙しい日々の中、月に一度だけ持つ静かな時間。
床の間を拝見し、禅語に触れると、
背筋がすっと伸び、心が整う気がします。